君色の夢に恋をした。


「…俺は、早口の太陽になれたかな??」



真っ直ぐと太陽を見ながら、呟く翔。


そんな翔と同じくらい、私は翔を真っ直ぐと見つめた。



…彼には、届いてないのかな??


あなたは充分すぎるぐらいの、

私の“太陽”だということに。



『翔は、完璧な太陽だよ。』



――そう、

完璧すぎるぐらいの太陽。


みんなに優しくて。

決して誰1人のものにもならなくて。


みんなを光へと、導いてくれるの。



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