君色の夢に恋をした。


「…嘘。

本当は、話したいことがあるんだ。」

『……。』



…やっぱり。


最初からわかっていた私は、別に驚きもしない。


私は黙って祐二くんを見つめた。



「…翔の、ことなんだ。」



…ドキン。


胸が、波立つ。

なんだか、嫌な予感がした。


だって、知ってるんだもん。


祐二くんが翔思いだと言うこと。


多分、翔のためなら、どんなことでも平気で口にする。



「…翔さ、

現役でサッカーの有名なチームの監督をやっている人に、気に入られたんだ。」


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