花言葉〜チューリップ〜



数日後‥。




あたしと冬樹は、今まで通り仲良く楽しく過ごしていた。





昼休み、あたしは何気なく廊下に出た。





「なぁ、阿宮。」





聞き慣れない声に、振り向いた。





「よ。」






えーっと‥。
永石(ナガイシ)君‥。だっけ?




「なんですか?」






「ちょっと来て♪」





人懐っこい笑顔が印象的なな彼に手を引っ張られて、屋上に向かった。





「永石くん?」






「いいから、入ってよ♪」




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