花言葉〜チューリップ〜




数日後‥。





あたしは昼休み、相変わらず永石くんに付きまとわれていた。







「莉緒ちゃーん♪」







「うるさいなぁ。ほっといてよ!」







「莉緒♪冷たいなぁー。なぁ、まだ俺に惚れてくんねぇの?」







「惚れるわけないからっ!あたし、あたしもぉ行くから。着いてこないで。」








「どこに?」






「関係ないぢゃん。ぢゃあね!」






「また後でなぁー♪」







あたしは黙って非常階段に向かった。






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