好きの代わりに…



「あの、先輩。…えっと…あの…チャラいとか言ってごめんなさい」



先輩は目を見開いた


「いいよ。本当のことだし…杏奈ちゃんはチャラいの嫌いだもんな?」


え?
あれ?あたしそんなこと言ったっけ?


「入学式のとき、『好きじゃないタイプ』そう言ったじゃん」



嘘…
聞こえてたんだ…



「や、あれは冗談で…っ」


冗談のつもりで言ったわけじゃなかったけど本気でもなかったよ?


「へえ~」

先輩は面白がるような目で見てくる




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