上司に恋しちゃいました
「昼、何時頃食べた?」


「三時過ぎです」


美容院に行っていたので食べる時間が遅くなったのだ。


「俺もまだお腹空かないんだよね。食べるのちょっと遅くなってもいい?」


もちろん、と返事をすると鬼の王子はニコリと笑って車を走らせた。


座ると、ミニスカートが結構上がる。ドキドキしながら横を見るけれど、鬼の王子は全く気にしていない様子だった。


あれ?今日は雰囲気違うね、とか言ってくれると思ったのにな。


こんなに頑張ったのに何も言ってくれなくて少しがっかり。


いや、大分がっかりした。
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