上司に恋しちゃいました
なんだか嫌な予感がして離れようとすると、それを制するようにぎゅっと抱きしめられた。


「そういえば、喧嘩の後のセックスって燃えるって聞いたことある?」

「な……なんですか、それ」

「試してみようぜ」


鬼の王子の目があまりにもギンギンに光っているので、身の危険を感じた。


「今日は美月がもう無理って言っても続けるからな」










……鬼だと思った。

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