王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
「今呼んで・・・」

「今!?」

「ああ」

 そんな・・・心の準備がまだ。

「みやび・・・」

 そう言って光君はあたしの耳元に顔を近
づけた。

「呼んでくれないか・・・みやび」

 それであたしの顔は一気に耳まで真っ赤
に。

「顔真っ赤だぞみやび」

「だっだって光君が耳元で喋るから!」

 あたしがそう言った瞬間光君はニヤッと
わらい「ペナルティー」と言ってあたしに
キスをした。

「ふっ・・・んん・・・」

 そっと唇を離して光君は言った。

「今度光君って呼んだらさらに激しいペナ
ルティーするからな」

 そう言って光君は学校バージョンの笑顔
をあたしに見せた。

 逆にその笑顔がこわい・・・。

「返事は?」

「はい」

 光君やっぱりドS・・・。

 そう思っていると早くも美里が帰ってき
た。
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