王子様orお姫様 ～お姫様の正体は王子様！？～

　あたし達は用意していた服を着た。

「美里は何着るの？」

　あたしは美里が着る服を知らない。ちな
みに光君のも知らない。

「あたしは巫女！」

「巫女か～美里似合いそうだもんね」

「ありがと」

　ほんとに似合う！！

「光ちゃんは？」

「私は執事服です」

　し、執事！？

「絶対似合うよ！早く着て見せて」

　５分後。

「どうですか？」

　やばい、すごくかっこいい！！

「やっぱり似合ってる！」

「姫野さんはメイド・・・ですか？」

「そうだよ！」

「似合いますね」

　ほんとに！！

「ありがとう！」

　嬉しい。好きな人に言ってもらえて。

　でも何か忘れてる・・・。あっ！そうい
えば美里も光君のこと。

　ど、どうしよう。

「みやびどうした？」

「ごめん美里」

「なに急に」

「いやなんとなくだから気にしないで」