王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
「それじゃー来た理由を率直に言うわよ」

 あたしは唾を飲み込んだ。

「光がここに来た理由は、婚約破棄のため
よ」

 婚約破棄?美里との?

「何で?」

「嫌だからに決まってんだろ」

 あんなに仲いいのに?

「何で嫌なの?」

「あいつも俺も好きでもない奴と結婚した
くないからだ」

 光君・・・。

「話変わるけどさー婚約破棄とここに来た
理由はどう関係してんの?」

「ああ、それは俺がこの学校で三年間誰に
も男だって気づかれなかったら婚約破棄に
してもらえっからここにいんの」

 だから女子高に・・・・。

「でも、光君の婚約者って美里でしょ?美
里は光君のこと・・・」

 好きなんだよ・・・。

「・・・・?」

「もし、美里が光君のこと好きだったら・
・・?」

 あたしはなぜか緊張した。

「それでも俺はこの学校に来た」

「なんで?」

「俺は絶対美里のことを好意で好きにはな
らない」

 絶対か・・・。






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