流れ星のカケラ【完】
6章~大切な仲間~

「もうなんでこうなんのー!?」

「しょうがないよ。」

「しょうがなくないっ!」

「美奈、今日は星流祭なんだからもうテストのことは忘れよ?」

「でも…。」

一昨日の金曜日に、順位が発表された。

この前の中間テストと受験の時の入試では、

私が1位で美奈が2位、3位が聖で4位が悟だったけど、

今回は私は1位で聖が2位、美奈が3位で悟が4位という、

美奈と聖の順位が逆になった。

まぁ、仕方ないと思うけどね。

恋のお勉強会を毎日私の家で開催されてたんだもん。

私は、美奈と咲さんが帰った後に徹夜で毎晩勉強して、

学校にはギリギリ遅刻しないような時間帯に来てた。

『夜遅く起きてたら肌に悪いから…』っていう理由で美奈は勉強を全然してないと思うし。

『星校生徒の皆さんは正門前に整列してください。』

琴の声が放送によって校庭に響く。

「美奈、行こう?」

「うん!こうなったら星流祭で聖に勝ってやる!」

美奈、聖とは一緒のチームなんだから…。
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