流れ星のカケラ【完】

◆◇

『『『『やったぁぁぁぁぁぁ!』』』』

私たちは、5組で喜んでいた。

結果は、総合優勝。

悟が、優勝トロフィーを受け取った時、

みんなで泣いた。

それほど、感動のできる体育祭だったっていう証拠。

みんなで喜んでる中、

ピンポンパンポーンとアナウンスが鳴り響いた。

『3年、1年のSPは至急生徒会室まで荷物を持ってお集まりください。その他の生徒は後夜祭の準備と着替えをしておいてください。後夜祭開始時刻は18時です。』

「優貴、早く行こう!」

「うん!」

私と美奈と聖と悟は、教室を抜け出して生徒会室へと急いで行く。

生徒会室は2階にあるから、荷物を持って下りるのが大変だった。

トントンッ

「失礼します。」

ノックをした後、私たちは入っていく。

「いらっしゃい。」

初めて見た生徒会室は、大きかった。

白い大理石の床で、赤のお洒落なソファに透明なローテーブル。

4つの立派な木材でできた机もあって、なぜかキッチンまであった。

とてもじゃないけど、学校の中にある物じゃないと思った。

「そんなに驚かないで?さっ、高瀬くんと神田くんはあっちで着替えてきてもらえる?」

生徒会長が指差したのはドア。

そのドアは、生徒会室の中にあるドア。

「釘宮さんと西崎さんはついてきて?」

生徒会長の後をついていく。

それにしても、スタイル良すぎでしょ?





< 248 / 319 >

この作品をシェア

pagetop