流れ星のカケラ【完】
◆◇
『『『『やったぁぁぁぁぁぁ!』』』』
私たちは、5組で喜んでいた。
結果は、総合優勝。
悟が、優勝トロフィーを受け取った時、
みんなで泣いた。
それほど、感動のできる体育祭だったっていう証拠。
みんなで喜んでる中、
ピンポンパンポーンとアナウンスが鳴り響いた。
『3年、1年のSPは至急生徒会室まで荷物を持ってお集まりください。その他の生徒は後夜祭の準備と着替えをしておいてください。後夜祭開始時刻は18時です。』
「優貴、早く行こう!」
「うん!」
私と美奈と聖と悟は、教室を抜け出して生徒会室へと急いで行く。
生徒会室は2階にあるから、荷物を持って下りるのが大変だった。
トントンッ
「失礼します。」
ノックをした後、私たちは入っていく。
「いらっしゃい。」
初めて見た生徒会室は、大きかった。
白い大理石の床で、赤のお洒落なソファに透明なローテーブル。
4つの立派な木材でできた机もあって、なぜかキッチンまであった。
とてもじゃないけど、学校の中にある物じゃないと思った。
「そんなに驚かないで?さっ、高瀬くんと神田くんはあっちで着替えてきてもらえる?」
生徒会長が指差したのはドア。
そのドアは、生徒会室の中にあるドア。
「釘宮さんと西崎さんはついてきて?」
生徒会長の後をついていく。
それにしても、スタイル良すぎでしょ?