*ビターチョコレート*

夜、自分の部屋のベッドに寝転がりながらケータイを見つめた





『こんばんは!!今日は急に連絡先なんて聞いてしまってごめんなさい風波柚子葉』




う~ん…




面白みに欠けるかな??




いや、このくらい控えめのほうがいいかな…





自分の打ったメールの文章を見ながらため息をつく






「あ~!!もういいや!!送っちゃえ!!」





そう勢いで送信ボタンを押す







あーーーーー、送っちゃった…





返ってくるかな、、、?





私は何とも言えない気持ちでケータイを自分の胸に押し付けた






そして先輩の顔を思い出す




男なんてみんな一緒
そんな小野崎の言葉
そんなの信じない




先輩は優しくて
かっこよくて
私の王子様なんだから






小野崎のこと見返してやるんだから




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