野球部彼氏



岡田は私の顔を覗く。



「………葉月先生………怒ってる……」



帰らせてくれなかった、先生。
逃走なんて……
絶対に怒られる。



「俺も一緒に行くよ」
「いいの?」



岡田はコクンと頷いた。



ちょっとした優しさが嬉しい。







その後、正座されて怒鳴られて、さんざんな夜だった。


隣で寝ていた岡田はもっと、葉月先生に怒られていた。



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