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四之宮信

「おはようございます、江川様」
「いやぁ田原校長先生。お久しぶりですね」
「お久しぶりです…またよろしくお願い致します」

パパの知り合い…みたいだな。
そうか、だから試験なしで入学できたのか。

コネってすごい。


「璃昂、教室に行きなさい」

1人でバカ広い廊下を歩く。
掲示板に張られた掲示物には、表面だけの華やかさが溢れている。


―――――私はお嬢様なんかじゃない。
マナーやしきたり、そんなものに関わって生きたくはない。
       



          『私は私』
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