同じ空の下で
ピンと張られた強い糸。指の一本一本を板に添えて音を作っていく。僕はそんなに上手くは弾けない。だけど唄える。自分の歌を。
目を閉じる。音は音から映像へと変わる。僕には見えるよ、その音が。

巻き戻せはしない/時間を/ただ見てる
悲しみは/頬を伝う/形に変わる
出会った/たくさんの人
すれ違った/たくさんの人
その全てが/明日に繋がっているんだろうけど
手の届かない/願いは/風に流されて
夢みたい/夢みたい
一瞬で消える
ただ/帰りたい/帰りたい
あの日の僕に/もう一度/言わせて
言えない/「ありがとう」を
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