二藍蝶
「今では、我が事務所の
 伝説のモデルよ」

「ヒイロさんの話をする時
 ヨリさんの瞳はいつも
 輝いてる」

「私が、彼女に魅せられた
 一番のファンかしら」

そう言って、彼女は微笑んだ。

「アイちゃん
  
 ぜひ、モデルの件
 考えてみて・・・

 もしも、貴女にモデルになる
 気持ちがあるのなら
 たった一つだけ、私との間に
 約束を交わしましょう
 
 モデルとして成功するまでは
 恋愛はしないでもらいたいの

 マヒロや、モデルスクールの
 生徒達、皆、了承済みよ

 守っていない子達もいる
 みたいだけれど・・・」

加賀さんは、茉優を
じっと見つめる。

ばれていたのかと
苦笑する、茉優。

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