二藍蝶
「お友達が何?
 
 ほらっ、深呼吸して
 ママとヨシノに
 分かるように話して」

停車する、車。

ハンドルから手を放した
貴方は、振り返る。

芳野が、やっと私を
見てくれた。

私は、芳野だけ
を見つめる。

「私、大切な用事
 忘れてた・・・
 友達と待ち合わせてるの
 私、行かなくちゃ」

「そうなのか?」

私は、頷いた。

「アイ、友達は
 どこで待ってるの?
 
 ヨシノ
 アイを、送ってあげて」
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