二藍蝶
俺の中には、親父の血が
流れている。

だけど、そっくりなのは
この顔だけ

中身は・・・違う。

彼女を待っている間、俺は
いろんな事を考えていた。

何時間経っても、彼女は
現われない。

やっぱり、来ないよな・・・?

あの娘は、遊んだ女のダチ
来る訳が無い。

でも俺は、どうしても
お前に逢いたい・・・

可愛い声を、もう一度
聞きたい。

これで、いったい
何人目だろう?

『またかよ』

目の前の彼女達には
悪いが、この暑さの中
何時間も、人を待っている
俺の苛立ちは、最高潮。

聞き飽きた言葉・・・

『どこか行かない?』
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