二藍蝶
「お肉が安かったから
 今日は、すき焼き」

「すき焼きかぁ、いいね
 
 ・・・はい」

そして貴方は、千切ったパンを
ママに食べさせてあげる。

「おいしい」

貴方は、大きな口を空けて
残りのパンを幸せそうに食べた

「パパ、ハナちゃんにだけ
 お小遣いあげるなんて
 ひどいよ
 私だって、ほしい
 ねぇ、パパ」

「分かった、分かったから
 これ、いるか?」

貴方は、食べかけのパンを
千種に差し出した。

「パンなんていらないよ
 
 ハナちゃんと同じだけ
 ちょうだい」

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