鶏冠頭の不良

ヤンチャなグループはさっさと退散していった

鶏冠頭もうちを引っ張ったまま教室を後にした

「――ありがとう…」

もう涙も呑み込んだうち

鶏冠頭のお陰で明日から平和に暮らせそうや

そう思うと自然に感謝の言葉が出た

「…気づいてやれんくってごめん…」

俯く鶏冠頭

「クラスちゃうねんから気づかんくって当たり前やん
でも、アンタがあぁ言ってくれたからもう大丈夫
ホンマにありがとう」

そう言って、微笑んだ

変なところ気にしすぎ

「俺――」

なんかモジモジしだす

何やろ??

< 111 / 449 >

この作品をシェア

pagetop