鶏冠頭の不良

「おっ、マジか響」

爽やか少年までもが、横から入ってくる

コイツが入ってくると余計ややこしくなるやんか~!!

「べ、別に」

と素っ気なく鶏冠頭は言っているつもりだろうが、口元がにやけてて、全然説得力がない

なんて役に立たん彼氏なんやろ…

「ホンマなんや
そっか、そっか
二人はそんな関係までに」

「どんな関係やねん!!」

意味不明な紀葉に思わずツッコミをいれてしまった

「それはさっき言ったみたいな――…」

「あぁーー!!!!
聞こえませんよー!!」

耳を手で塞いで、紀葉の言葉を遮断する



< 407 / 449 >

この作品をシェア

pagetop