鶏冠頭の不良

「俺もこの時間に出てるから」

知るか!!
そんなん聞いてないし!!

「つーか、お前って父親おらんの??
昨日帰ってきてやらへんかったみたいやし」

「…離婚した
うちが小五の時に」

「あ、そうなん??
へぇ~」

コイツ、フツーに受け流しよった…

大抵の人は謝ってくんのに…

珍し…

「鶏冠頭さ、その頭の方が似合ってんで」

あぁ!!
本音が!!
つい、ポロッと出た!!

ギャーー!!

「裕芽~!!」

すると、前に救世主の優が現れてうちは「じゃ!!」と言ってダッシュでその場から離れた

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