鶏冠頭の不良
一人でシュートをしていると
「さっきのん、どうゆう意味や??」
「裕芽、白状しぃ」
優と紀葉が眉間にシワを寄せて近寄ってきた
はぁ…
話さなアカンのやな…
「話せば長くなるで??」
木陰にあるベンチに紀葉とうちが座り、優は立ちながら話を聞いた
昨日、偶然バイトが一緒やったこと
加絵と兄ちゃんが鶏冠頭と知り合いやって家に泊らせたこと
行きし、一緒に来たこと…
全て話した
「なるほどな
だから昨日、あんなにキモいウケる~言うてた子が、今日は全然、笑わへんかったんかわかったわ」
紀葉は納得した様に頷く