Everlastingly Love






「俺は迷惑などかけられてはいない。我が子を育てるのは当然だ。子供の成長はこれから見てやればいい。大丈夫だ」

「……ありがとうございます」

「それより、俺達によく似ていると思わないか?」

「ええ、思います。一卵性なのかしら?よく似ているし、とっても可愛いわ」

「次はアリアによく似た王女が欲しい」

「えぇっ?!」

「アリオスもエリオスも妹が欲しいに決まっている」

「決まっているのですね………ふふっ」

「ゆっくりでいい。体力を回復させて良くなってくれ」

「はい」

「ああ、そうだ。忘れていた」

「え?」

「お帰り、アリア。それと18歳の誕生日おめでとう」

「えっ?誕生日………」

「今日はアリアの誕生日だ」

「そうだったのですね………分からなかったです」

「それもそうか」

「はい」

「アリア。左手を出せ」

「あ、はい」








アリアは左手を出すとジェイドが薬指にはめられた結婚指輪の上から新しい指輪をはめた。







「誕生日プレゼントだ」






< 124 / 280 >

この作品をシェア

pagetop