Everlastingly Love




自分の中に新しい命が宿っているのが分かった時は、とても複雑だったの。



何故って?




まだお腹も出てないのに、これから生まれてくる我が子が愛しくて、とても嬉しくて………だけど政略結婚の私達。生まれれば子供を取り上げられると不安に思うと怖くなったの。
フローランのものは何一つ持つ事は許されずレイリーゼにやって来てから心の奥ではずっと不安で寂しくて悲しくて……けれど私は王妃。そんな姿を誰かに見せるわけにはいかないから、ずっと我慢しているの。
生まれた我が子が自分の手から離れるのは耐えられない。きっと私は壊れてしまうわ。



けれどね、今はその不安はないわ。


ジェイド様が約束して下さったから――――


あの人は絶対に嘘はおっしゃらない人。

約束は必ず守って下さるわ。






そして、私の気持ち。
ジェイド様を全く拒絶しなくなっていて、そんな自分に驚いてしまう。


ジェイド様は私をどう思って下さっているのでしょう?


直接、本人に尋ねる他に知る術はないのだけど怖くて出来ない。


きっと私はジェイド様に恋をしているのだと思う。



だから傷付くのが怖い。何も聞けない。


今の私が出来る事は我が子を守る事。




それと、ジェイド様に飽きられないようにする事――――



どうして愛してしまったのでしょう………


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