オサナナジミ


「大丈夫だよ。ありがとっ」

「なら、いいや。
俺、ちょっとトイレ。」

「ん。いってら。」

あー、また好きになった…

いつもいじわるなのに
急に優しくなるとかずるいよ。

そう思いながら窓から空を眺める。

ガラッ

「キャー」

な、何?拓馬?
見回してもいない。
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