年下の君に恋をして
翔と私が、結婚………?

してもいいの?
恵美に言われた、『意地張らないで素直になりなよ』という言葉が、頭をよぎった。

「有紀子、もう一度言うよ。
俺と結婚してくれ」

「……はい。私と結婚してください」

「ありがとう、有紀子」

「翔…大好きよ」

翔は右手で私の肩を抱き、左手で翔太を支えながら、私にキスをした。

それは離れていた二人の時間を埋めるかのように長く、とろけるような甘いキスだった……



(完)

※よろしければ、エピローグ1~2もお読みください。
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