新撰組!?~遥か彼方からの訪問者達~


「な、何だ?この変な字は?」

隣の席にいる土方さんが頭に三つほど「?」を浮かべているので、教えてあげた。

「えっとですね?ここが1だから、ここがこうなってあーなって…」

「こうか?」

と言うとカリカリと書き始める。

「そうそう!良かったですね~」

と私はニコニコ笑う。

「ねぇねぇ。僕にも教えて?」

「へ?あぁ、良いで…「はいは~いっ!あたしが教える!品川さんは、自分の事やりなよ?」」

「えー…でも、僕は品川さんに教えてほしいから。君も自分の事やったほうが良いとおもうよ?だって、一問もやってないじゃん。品川さんはもう全部解けてるよ?」

「えっ…」

とクラスメイトが言うと私は睨みつけて、問題を解き始めた。

「あ、なぁ、これはどうなるんだ?」

今度は平助君からのご指名だ。

でも、反対側隣の女子がとてもうらやましそうにしていて、何も言ってこなかったので…

「柊さん。ここ、平助君に教えてあげてくれる?私は土方さんと沖田さん教えるから!」

と私がいうと、かわいい大きな目が輝いた。

「え?いいのっ!?」

「うん!平助君。こちらは柊 椎奈(ヒイラギ シイナ)ちゃん。この子に教えてもらって?」

「おう!分かった!柊、よろしくな?」

意外と平助君はフレンドリーな様だ。

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