レス―Q
「悪魔の誘い―2」







一気に街から嫌われた。










本当に、
彼は何をしたと言うのか?










あまりにも、
かわいそうである。










家に着く九古。




相変わらずの
殺風景過ぎる部屋。









そんな中、
九古は両親の絵の前に
手でそっと撫でた。









「父さん……母さん……!」










理由も分からず、
何故かポロポロ涙を流す
九古。








滅多に泣くこともないが、
この出てくる涙の理由は、
本人でさえ
よく分からなかった。










何か孤独感を
感じたのだろう?







少し両親の温もりに
甘えたかった。










すると……










ピルルルル……









鳴り出す携帯電話。









友達もいないし、
只今休暇中の身な為
出動要請ではない。









かかってくる相手は
限られる
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