[君の秘密]
俺は静かにその扉をあけた
そこには君と目を血走らせている
ひとりの男の姿
でもその君は
いつもの曇ることのない表情ではなく
君の黒く大きな瞳から
きらりと輝く涙の雫が流れていた
俺は君の瞳から流れるそれに
目を奪われていて
中に入ることが出来なかった
俺がただ
扉の前にたたずんでいると
その中から
男の荒々しい声が聞こえてきた
[-…ッ…なんなんだよ!その痕は…!男いねーんじゃないのかよ!やっぱり男いんじゃねーか!…なんでだよ!…ふざけんなよ…!誰だよ!相手誰だよ!]
男は君の細くて薄い肩を
両手で抑えながら
顔をそむけながら立っている君に
怒鳴りちらしていた
[…俺がどんだけ…どんだけあんたの事想ってるか…わかってて平気で…嘘ついてたのかよ…]
男は今まで君に向けていた顔を
床にうつむかせた
瞬間
ゴンッ
鈍い音が体育館倉庫に、響いた
そこには君と目を血走らせている
ひとりの男の姿
でもその君は
いつもの曇ることのない表情ではなく
君の黒く大きな瞳から
きらりと輝く涙の雫が流れていた
俺は君の瞳から流れるそれに
目を奪われていて
中に入ることが出来なかった
俺がただ
扉の前にたたずんでいると
その中から
男の荒々しい声が聞こえてきた
[-…ッ…なんなんだよ!その痕は…!男いねーんじゃないのかよ!やっぱり男いんじゃねーか!…なんでだよ!…ふざけんなよ…!誰だよ!相手誰だよ!]
男は君の細くて薄い肩を
両手で抑えながら
顔をそむけながら立っている君に
怒鳴りちらしていた
[…俺がどんだけ…どんだけあんたの事想ってるか…わかってて平気で…嘘ついてたのかよ…]
男は今まで君に向けていた顔を
床にうつむかせた
瞬間
ゴンッ
鈍い音が体育館倉庫に、響いた