俺様と奏でるハーモニー


「……」


頭を抱える私に。


「籍を入れるまで、絶対にできちゃった婚にならないように!

なんて言われたんだよな。まあ、俺達の仕事を考えたら当然なんだけどさ。

でも、昨夜の由奈は、かなりやばかった。あ、もちろん、その辺は大丈夫だけど」



もう、穴があったら入りたい……。



「さっさと服着て飯にしないと、仕事に遅れるぞ。

今日は第一月曜だから、全校朝会もあるだろ。

はい、仕事モードに切り替え!!

……名残惜しいけど、また、後でな」



夢じゃなくて、悪夢のような現実に引き戻されたわ……。


またまた、修さんの作ってくれた朝食をおいしくいただき、家まで送ってもらった。


その途中、こう言われたんだけど。


「早く、一緒に暮らしたい」


朝から、胸がきゅんとした。


……ついでに、頭は二日酔いでずきずきした。

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