俺様と奏でるハーモニー
「由奈、琴の経験は?」
「大学の時、授業で1年だけやった程度ですよ」
「じゃあ、琴の譜面があってもピアノ譜にできるレベルじゃないよな」
「残念ながら、無理です」
琴の譜面って、漢数字で書いてあるのよね。
しかも曲によってキーの高さが変わるから、単純にピアノ譜に起こすなんて私には無理。
「よし、じゃあ、CDあるから、耳コピー頑張れ」
「私、耳コピーも苦手なんですけど。
時間かかりますよ?」
修さんはCDを探しながら言った。
「仕方がないから付き合うさ。
由奈が弾けないと、俺の勤務評価まで下げられそうな勢いだからな、あの校長だと」