僕はいつでもキミの傍に

「お前の知りたかった真相……分かるかもしれないぞ」

そう呟きニヤリと笑うと、デスクに置かれたままの書類を近藤に手渡す。

「昨日お前が帰った後、少し面白い事が分かったんだ」

俺のその言葉に近藤は首を傾げ、パラパラと書類を捲った。

「……新興宗教?」

近藤の呟きに大きく頷いて返すと、フウッと煙草の煙を吐き出す。

「柏木瑞穂の母親は……どうやら宗教にハマっていたらしくてな。……誰よりも熱心に拝んでいたそうだ」

近藤が俺の言葉を待つように、俺をジッと見つめる。

「……神様、許して下さい……ってな」

そう言ってクスクスと笑うと、近藤は少し眉を顰めて書類を真剣に読み始めた。
< 98 / 289 >

この作品をシェア

pagetop