教授との融点
「おいしかったです、ごちそうさまでした。あたし、食器洗いますね?」


食器を持って台所に立つと、教授もあたしの隣に立った。


食器を洗うだけなのに手がおぼつかない。


一一一ガシャン!


「あっ…!」


手が滑ってお皿を一枚割ってしまった。


「スイマセン!すぐ片付けますっ」


「あーあ。また皿一枚分のスイマセン。今度は何で代償してもらおうか」


「また…何なりと…」


「ホント?」


「ハイ…」


って言っても、髪以上の物、あたし持ってないし…。
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