本宮さんの事件簿さん
「もういいよ・・・。
とりあえず、マンクスっていう猫らしいんだ・・・。
黒猫で、首輪が全部ダイヤモンドで・・・。」


「ふむ。
じゃあこんな猫だろう。」


そういって一匹の猫を抱き上げた。
写真がちらっと載っていたのを思い出し、ちぎられた断片から写真と見比べてみた。


「うん、そうだね。
こんなかんじの黒猫で、こんなかんじのダイヤモンドちりばめた首輪の猫だね。」


「おう、そうか!!!!
猫よ、ご苦労!!!!」


本宮は抱きかかえてた猫を放してやった。
しっかしそっくりだったなぁ、あの猫。
ちゃんと首輪のデザインも一緒・・・。


「・・・一緒・・・?」


「よし、解決したな!!!
帰ろう!!!」


・・・。
ん??!!!!


「ちょ。
あの猫だよ!!!!!!
今拾った猫!!!!!!!!!」


「えええい!!!!!!!!!
うるさいぞ!!!!!」


そうだよ!!!!!
うるさくて何が悪いって言うんだ!!!!!
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