《完》心の中の虚像 –幽霊と友達–
「分かんないよ。ヒント。」
「そうね・・・天気は、西から東に変わるでしょう。」

「・・・・・・えっ??それだけ??」
「そう。」

「もう、無理。答え教えて。」

「しょうがない。さっきも言ったけど、天気は西から東に変わるでしょう。
夕焼けが見えるっと言うことは、西の空が晴れているでしょう。」


「あっ、そうか!!西の空が晴れているから、翌日、東の空に晴れをもたらすのか。
夕焼けは、その証拠なんだ!!」

「勉強って、こういうところで役に立っているのよ。当たり前だけど。」
「そうだね。」

「さぁ、そろそろ戻ろう。でも、工場の中暗いけど。」
「あっ!!かばんの中に、懐中電灯、入っているよ。」
「おっ。ありがたい。」

 そんなわけで、美陽たちは工場に戻って勉強再開!!

 なんか、いつもより勉強に集中できた。

 



「じゃあね、トモコ。」
「じゃあね。」



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