小さな恋のうた
「そうだ、今日は久しぶりにビト君うちに泊まっていったら?」

母さんが思い出したようにそう言った。



べべさんがいいのって聞いたら、久しぶりに夫婦水いらずでも良いじゃないなんて母さんは笑う。



「僕も久々にビトとゆっくり話したいし、そうすれば。」

母さんの後押しをするように、僕もそういった。

なんとなく、母さんがそうした方が良いっていうなら、それにのってやろうって思ったから。



ビトはモモに気を使ってるんだか、チラチラあいつの事を見てる。



「母さんがそういうなら、泊まってけばいいじゃん。」


モモはビトと目も合わさずにそういう。


「うん、じゃあそうして良いかな?」

ビトはべべさんにそう聞くと、もちろん良いよって言われてた。


「明日からは、暫く3人で暮らせるもん・・・今日ぐらいはいいよねw」

おじさんもちょっと嬉しそうだったんで、よかったなって思った。


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