Faylay~しあわせの魔法
モヤモヤとした闇が広がる空間の、ずうっと先まで細い光が伸びていた。
足元は相変わらず弾力があり、ともすればその柔らかな地面の下に飲み込まれていきそうになる。
それを何とか這い上がって、指輪から伸びる光の指し示す方向へ進んでいく。
どれだけ進んだのか、それともまったく進んでないのか、感覚では計り切れない時間が過ぎていった。
そして突然、なんの感覚もなくなる。
ちょうどモヤモヤと弾力のある山を乗り越えたところだったのだが、急に何も感じない空間に放り出された。
「んんっ!?」
指輪から伸びる光は、変わらず前方を指し続けている。だが、ゆらりと揺らめき出した。
《……もう、私の力も限界らしい》
精霊王の声が聞こえた。
「え!?」
《急げ、勇者よ……》
フェイレイは水の中を泳ぐように、腕と足を動かして前へ進む。
だが、どんどん光は薄れ、闇が濃くなっていく。
「見えなくなるっ……」
リディルまでの道筋が、消えてなくなる。
もがくように宙を泳ぎ、なんとか光の先へ進もうとしているうちに、とうとう光の筋が見えなくなった。
途端に身体が落下していく感覚に襲われる。
足元は相変わらず弾力があり、ともすればその柔らかな地面の下に飲み込まれていきそうになる。
それを何とか這い上がって、指輪から伸びる光の指し示す方向へ進んでいく。
どれだけ進んだのか、それともまったく進んでないのか、感覚では計り切れない時間が過ぎていった。
そして突然、なんの感覚もなくなる。
ちょうどモヤモヤと弾力のある山を乗り越えたところだったのだが、急に何も感じない空間に放り出された。
「んんっ!?」
指輪から伸びる光は、変わらず前方を指し続けている。だが、ゆらりと揺らめき出した。
《……もう、私の力も限界らしい》
精霊王の声が聞こえた。
「え!?」
《急げ、勇者よ……》
フェイレイは水の中を泳ぐように、腕と足を動かして前へ進む。
だが、どんどん光は薄れ、闇が濃くなっていく。
「見えなくなるっ……」
リディルまでの道筋が、消えてなくなる。
もがくように宙を泳ぎ、なんとか光の先へ進もうとしているうちに、とうとう光の筋が見えなくなった。
途端に身体が落下していく感覚に襲われる。