また君に恋をする。

アンタなら良いよ。

俺は今日、初めて神様っつーモンを信じてみようかと思えた。

ナンバーワンホストで、俺の知り合いであるリュウさんのヘルプについた。

「どした?レオ、固まって」


2人組の客。
1人は知らない女、もう1人は…俺の頭から消えてくれないあの女だった。


「いや、あの…」


あの女は俺を一瞬だけ見ると、興味無さそうに店内を見回している。


覚えてない、か…。
夜暗かったし、一週間も前のことだもんな。


「春海ね、最近彼氏に振られちゃってさ。癒やしてあげて」


もう1人の女はリュウさんに笑いながら言った。


「あっ、でもリュウはアタシのだからダーメ」


リュウさんは笑いながら俺に言った。

「レオ、春海ちゃんと仲良くしてやれ」

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