羽 恋




「なっちぃ~~!!」
「もぅっ!遅い!!ほんっと美紅は時間にルーズなんだから」
「ホントごめんってぇ(汗)なっちゃん、許してぇ(泣)」
「…もぅ…しょうがないわね…許すわよ。」
「きゃっ<emj:80>ありがとぉ♪夏海、だぁいすき<emj:80>」
「はいはい…あたしも美紅大好きだよ」



あたしは今親友の朝倉夏海(アサクラナツミ)と渋谷に来ている。
あたしは藤岡美紅(フジオカミク)。ただの女子高生。
これといって特技があるわけでもなく、平凡だ。



「美紅、あんたは自覚してないようだけど……モテるんだよ?美紅は。」



いつも夏海はこうやって言ってくれるけど、あたしは嘘としか思えない。
てゆーか、ほらっ!電車の中なのにあたしが可愛くないせいで注目浴びちゃってるぢゃんかぁ!!



「夏海ぃ…ごめんねっ?」
「はっ?なにが?」
「だってあたしが可愛くないせいで夏海は可愛いのに注目浴びちゃってるぢゃん…↓だから夏海には悪いことしちゃったなぁって…」
「はぁっ!?なに、んなわけないぢゃん!美紅は可愛いのっ!!わかった!?」
「えぇっ!?はっ…はぃっ…(汗)」
「わかればよろしい♪」



うぅっ…↓夏海ぃ~(泣)
なに言ってるのょぉ~…



こんな話をしていると渋谷に着いていた。
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