麻痺恋愛
Ayumi

幼なじみ




「保〜!言われてたレポートのUSB!!いらないの?」



「あゆみ…ありがとう。」



朝一、幼なじみの保の家に行く。理由はレポートのUSBを渡すため。



「…私、言ったよね?10時に行くって…さ。」



「ごめん、ごめん…昨日さ…」



「飲み会でしょ?」



「あぁ。」



「保みたら一目でわかる。服、昨日のまんまだし。それにお酒臭い…。」



「はは。さすが幼なじみ…何でもお見通し…か。」



「当たり前。」



幼なじみ…だから全部わかっちゃう。
小さい時からずっと一緒だもんね。



高校も大学も…
ずっと一緒に成長してきた……。兄妹みたいな感じで…。



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