CALL =フィヨルド=
「『部隊』って聞いて…ましたよね?てことは、CALLの人?」


「……?よく見たらあなたたち、ラオウでも見たことないわね…。」

シールドを解いて、二人をよく見る。


「俺たちは、CALL試験を受けにラオウに行く途中なんです。砂漠を渡っていたら、あなたを見つけたんです。」


《砂漠の向こう…?どこかの村の出身かな?まさか『森』の出身のはずないしね…》

「へぇ。あ、そっか。そんな時期だもんね。自己紹介しときましょうか?私は
ラオウCALL『G部隊』の副隊長、『ミカン』っていうの。よろしくね。」


「フィヨルドです。よろしく。」

「俺はエルメスです。」


順に握手するミカン


「よろしく。二人ともラオウに行くんでしょ?私も今のスコルピーで最後で任務終了だから、一緒に行く?なんなら任務を手伝ったってことで、推薦状も書いてあげるよ?」


「マジッ!?」

「いいん…ですか?」


思わぬ収穫に喜ぶ二人。

「悪いレジェンドじゃなさそうだしね。スコルピーを一撃で倒すぐらいだから、実力もあるみたいだし。」


「やった~!」

「お願いしま~す!」







新たなラオウへの旅の仲間、ミカンを加え、三人は再び歩を進める。



第3話 【完】
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