涙の数だけ幸せになれる
嫉妬してほしい…

告白

もう7月だ。
だんだん暑くなってきた。
今日は部活で体育館が使えない日。
早く帰れるのにあたしは奏と弥生と話していた。

そん時に伸哉が来た。
「聖羅電話番号何番?」
そう言われてあたしはケータイ番号を教えた。
その後詩織も来た。
「佐久間恭平しってる?」
恭平?あぁ恭平のことか…
──佐久間恭平。
あたしと小3で出会った。
テストの点を争うライバルでもあった。

「しってるよ。」
「ふーん」
それだけ言うと詩織は何も言わずにどっかへいった。
なんだったんだろ…

あたしはそんな事を思いながら、弥生達とバイバイして帰った。
< 20 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop