涙の数だけ幸せになれる

秘密

あたしは変わらず毎日学校へいった。
いつもよりみんなと仲良くした。
部活にもいった。
いつもどうり悠司はいた。

明日はあたしがココを離れる日。今日でもうみんなとお別れ。

またいつかあえる…

そう想いながらあたしは授業を受けた。
最後にみんなと話した。
それは大事な話でもなんでもない。
どうでもいい話だった。

みんな勝手に転校なんかしてごめんね。
詩織、恋愛がんばれ。
奏、仲良くしてくれてありがとうね。
弥生、貴方はとても優しくて毎日が楽しかった。ありがとうね。

あたしは仲良し三人の顔を今でも忘れていないよ。

本当に勝手でごめんね…

あたしはその日、ラストの部活にいったんだ。
みんなともう会えない。
いまになってから悲しくなっちゃった…
でももう決めたんだ。
福島から福岡は遠すぎる。
みんなとだってたぶん絶対もう会えないだろう…
さよなら…

悠司…
最後にこれだけはいいたかったな…付き合えて嬉しかった。
ありがとう。


あたしは部活が終わってからいつもの道をとおり帰った。



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