かみさまの国
「…っぶねーな!!スピード落とせよ!!」
両脇に猫を抱えながら通り過ぎた車に文句を言う。
だいたいあれスピード違反だろ。
「にゃーー」
突然脇に抱えた猫が暴れ出した。
精一杯抵抗しているんだろうが、
腹の肉のせいでどうしても、手足をばたつかせているだけに見えてしまう。
「あーはいはいわかった。今下ろすから」
そういってそっとその場に猫を下ろす。
すると猫は尻尾を立て、真っ直ぐオレを睨みつけた。