禁断の愛に落ちて ~その先の未来~
「何でもない。
さ、行こう。」


千春の背中に手を添えて急かした。


「有砂?」


「千春、旦那さんとはどうなの?」


「ラブラブ期は過ぎたかなぁ。

学校の教師ってさあ結構忙しくて、8時過ぎないと帰らなかったりするからさぁ
毎日バテバテ気味?」


「じゃあ…今でも…有る?」


「ん?何が?」


「…セックス?」


「有砂からまさかそんな単語が出るなんて、ビックリ。

付き合ってた時みたいにしょっちゅうはないけど、月三回位?

有砂は?

まだまだ絶好調?」



「……無いの。
全然。何年も…。」


< 12 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop