悪魔に恋した私。



「どんな夢だった?」



眠そうな顔のポチが可愛くてお腹に腕を回しながら問い掛けると




「奈々佳ちゃんがお餅になって俺が押しつぶされる夢」




なにその夢………全然可愛くないじゃん




「正夢にしてあげようか!?」



ポチの顔の上にクッションを押し付けようとすると



「う、嘘だよ!?

可愛い奈々佳ちゃんが可愛く微笑んでる夢見た!!」




慌てて起き上がってクッションを掴んだ




「アハハッ(笑)

焦ってるし!ウケるーっ(笑)」



ポチを指差して笑っていると




「………楽しいね、」




何かを考えるように寂しく笑った

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