甘い甘い恋

瑠衣の気持ち


瑠衣Side


僕はムカついていた。

雷哉は美嘉さんと楽しそうに笑っている。

僕が美嘉さんにしゃべっても美嘉さんは敬語で接する。

僕は雷哉みたいに美嘉さんと友達同士、みたいな感じで話したい。

でも美嘉さんはきっと雷哉みたいな男性が良いんだ。

僕には雷哉みたいな元気は全くない。

僕は雷哉みたいに…

「瑠衣♪」

僕は遥に話かけられた。

「遥…僕はきっと美嘉さんが好きなんです。」

僕は頬を赤らめた。

「んー美嘉ちゃんねぇ…雷哉と仲いい…「それ以上言わないで下さい。」

僕は遥の口を指で塞いだ。
< 23 / 100 >

この作品をシェア

pagetop