俺様先輩と私
俺は心愛を抱き抱えた
「心愛!」
バシッ
「触らない……で……ください……」
フラフラしながら立ち上がり歩き出そうとする
けど
壁に何度もぶつかり真っ直ぐ歩けていなかった
「心愛……俺……」
「先輩……いい加減にしてください……」
やっぱ偽りなんかじゃない
ほんとの彼氏になれないのだろうか
「俺が何で別れたかわかるか?」
「先輩に好きな人がいるからです」
そうだ
俺は好きだ
お前が
「お前が好きだ」